少し前に「ハリネズミを飼ったらTwitterをはじめよう!」という記事を書きました。
素晴らしいツールであるSNSは便利な反面、時に危険なツールとなる場合もあります。
いくつかの観点からSNSを利用するさいの心得とマナーについて、僕なりの意見を述べたいと思います。
スポンサーリンク
個人情報の流出
Twitterは基本的にオープンな公開された情報発信ツールです。
DM(ダイレクトメッセージ)以外のツイートは、フォローしている人なら誰でも見ることができます。
つまり、特定の誰かとやりとりしているつもりでも、周りの人から丸見えということになります。
誰かに見られて困る言葉や、写真についてはアップしない方が良いでしょう。
とあるネット記事では、大半のTwitterユーザーはそのツイートから「家庭環境・おおまなか住所・行動範囲・勤務先(学校)」が容易にわかってしまうと記述されています。
特に写真には情報が満載とのこと。
世の中善人だけではありません。
せめて予防できること、自分の身は自分で守るように努めましょう。
間違った危険な飼育方法の指摘、トラブル、炎上
実際にあった例をみてみましょう。明らかなペットの異変を楽観的にとらえている
具体的な症状の明言は避けますが、ハリネズミが明らかな体調不良にもかかわらず、その様子をツイート。
「なんだか様子がおかしいけど大丈夫だよね~」というニュアンスのツイートに周囲が反応し、その後炎上。
ツイートした本人ペットに対する責任感のなさを執拗に指摘されてアカウントを削除*する事態となりました。
周囲は「ペットが弱っている様子を単純に心配する人」「心配している風を装って病院へ連れて行くよう促す人」「責め立てる人」、三者三様の対応をしていましたが、「責め立てる人」に対処しきれず当人は逃亡してしましました。*
*当該飼い主は幸い逃亡前に「病院に連れていって治療してもらいました」というツイートを残していました。
ペットに不適切な食べ物を与えている
これについても具体的な内容は差し控えますが、人間の食べ物を当然のようにハリネズミに与えるツイートで炎上。
周囲からの指摘に対し「おいしそうに食べているから大丈夫」「今までも問題なかった」などと火に油を注ぐ恰好となりました。
最終的にはツイートを非公開にする「鍵を付ける」という流れで逃亡しましたが、その後も反省の様子はなかったようです。
ハリネズミも動物ですから食べ物はなんでも食べるでしょう。身体に有害かどうか関係なく、です。
大切なのは飼い主が無責任、無関心で飼育してはいけないということです。
それを周囲が気づかせてくれる良い機会であったにも関わらず、傍若無人な態度で逃亡したことは非常に残念です。
僕が大切にしたい「思いやり」「気づき」
いろんな考えの方がいてこその世の中、完璧な間違いも正解もないと思います。
しかしそれぞれが持つ答えの先には「思いやり」があってほしいと思います。
そして「気づき」を与えるものであってほしいです。
偉そうな話をできる立場ではないことを承知の上で僕なりの考えを述べます。
間違った飼育をしていたら「それは〇〇だから良くないんじゃないかな?」と優しく伝えてほしいです。
体調不良のハリネズミを放置していたら「〇〇の疑いがあるから病院に連れていってあげたほうが良いんじゃないかな?」と優しく伝えてほしいです。
攻撃的に意見した結果、前述した通りアカウント削除や、鍵付きアカウントになってしまい「聞く耳を持たない」という事態になってしまいます。
さて、ここで1番の被害者は誰でしょうか。
指摘された人?
指摘した人?
傍観静観していた第三者?
1番の被害者はハリネズミです。
僕はこう思います。
優しい一言で正しい飼育環境を整えるきっかけになったかもしれない。
優しい一言で気づきにつながったかもしれない。
優しい一言で救われる命があったかもしれない。
ぜひ、感情に任せて指摘をする前に、ひと呼吸置いてください。
SNSはリアルではなくオンラインです。
ひと呼吸置くタイミングはあるはずです。
まとめ
便利な反面、大きな危険性をはらんでいるSNSは使い手次第で武器にも凶器にもなります。
ハリネズミにとって良い環境を作っていくのは、優しい思いやりと気づきだと僕は考えています。
スポンサーリンク