ハリネズミの飼育アイテムの中でも重要な床材。
ハリネズミが安心して生活するためには、しっかりと考える必要があります。
今回は初心者ハリネズミ飼いさんからよく質問される床材について考えてみましょう。
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床材の種類
おおまかに以下の種類の床材があります。
ウッドチップ(木)
ウッドチップとは木を削って作られた床材です。使用する木は針葉樹と広葉樹に分類されます。
重要なのはハリネズミが針葉樹に対してアレルギーを引き起こす可能性がるということ。
芳香成分であるフェノール(揮発性物質)により肝臓や腎臓に悪影響を与えることで知られています。
スギ・マツ・ヒノキなどの針葉樹は避けるべきです。
また、広葉樹であってもアレルギー反応が出ることもあるようです。
これは個人的な見解ですが、針葉樹でも広葉樹でもアレルギーを引き起こす可能性があるのであれば使用しないほうが良いと考えています。
チモシー(牧草)
うさぎなどの草食動物のエサであるチモシーを床材に使用することもあります。ただし、吸水性もさほど良くなく、歩くときに足に絡まりやすいなどのデメリットもあることを覚えておきましょう。
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ケアペーパー(紙)
先に紹介したウッドチップの紙バージョンとでも言いましょう。紙を細かく裂いて作られた紙製の床材です。
吸水性が高く、アレルギー反応もまずありません。
万が一エサなどに混じって食べてしまっても、少量であれば問題ありません。
トイレ砂
猫用のトイレ砂も床材として使用することができます。さまざまなタイプのトイレ砂がありますが、ハリネズミに向いているのは紙製のものか、おからでできたものでしょう。
誤って食べてしまっても安全なものを選び田ですね。
コーンリター
コーンリターはトウモロコシから作られる敷材です。天然由来でアレルギーもないと言われています。
吸水性・乾燥性・安全性も高い上に、消臭効果もあるようです。
ハリネズミ飼いさんでも使用している方は多いイメージがあります。
ペットシーツ
ペットシーツはアレルギーの心配はありません。しかし、穴掘りの習性があるハリネズミはしばしばペットシーツの中身を掘り出してしまいます。
中にはペットシーツの中身を食べてしまう事故もありますので、穴掘りをする場所は養生テープなどで穴が掘れないようにしておきましょう。
香付きのペットシーツはNGです。気を付けましょう。
ちなみに他の床材の下にペットシーツを敷いておくと掃除が楽になるというメリットがあります。
新聞紙
これについては特に説明は必要ないと思います。新聞紙を敷いて使うのですが、保温性などには期待できません。
またインクを使っているため、匂いが気に入らない場合もあるかもしれません。
(植物性インクなのでさほど気にならないかもしれません)
僕のチョイスと考え方
僕は基本的にペットシーツしか使用しません。
先の文章をしっかりと呼んだいただいた方はお気づきかと思いますが、デメリットの少ないものを選ぼうとした結果、おのずと答えは導き出されました。
「ペットシーツの中身を食べてしまう恐れがある」というお話もしましたが、きちんとテープで固定しておけば問題ありません。
まとめ
床材には人間の好みとハリネズミの好みがあります。
床材を変えたりしたときは、ハリネズミが快適に過ごせているかチェックしてあげましょう!